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地元の工務店は倒産が不安?知らないと損する工務店の魅力


地元の工務店って会社規模とか、なんとなく不安…。という方も意外と多いのではないでしょうか?


みなさんも名前も聞き覚えのない工務店に、「なんとなく不安」という感情を抱くのはむしろ正直な感情だと思います。


今回は、愛知県を中心に100社以上の工務店を知っている筆者が工務店の隠れた魅力をお伝えしていきます。


こちらの記事を参考に、工務店への「なんとなく不安」な感情を和らげてもらえれば幸いです。


それでは、今回の記事のポイントです。

・自分の好きなテイストをよく施工している工務店を見つけると、理想のテイストの新築を設計しやすくなる


・工務店によっては、ハウスメーカーの営業や設計より建築に詳しい


・自分でやりたいことがある人は、ハウスメーカーに比べて工務店の方が自由度が高い


・社長の考え方を直接聞けることが一番の魅力


・地元で長らく営業できている工務店は、財務状況も実は悪くはないことが多い


・工務店は社員数が少ないので、契約前に社員の方の雰囲気をつかみやすい



1. 理想のコーディネートを探しやすい
住宅外観・内観イメージ

まずは工務店のホームページで、施工事例をチェックしましょう。


事例を多く掲載している工務店であれば、施工事例をパッと見てフィーリングで自分の探しているテイストに近いか、否かがすぐ分かると思います。


注文住宅において、自分の希望する内観・外観を言葉などで伝えるのは難しいです。


昨今は、インスタやピンタレストなどが普及してきたため、好みのデザインをあらかじめ、まとめているような方も増えています。


しかし工務店の特長として、それぞれで得意な分野があり、「こんな感じにしてください」と画像を見ただけは、似せることができない場合もあります。


家づくりは、様々な要素を優先順位付けしていくので、その工務店ならではの「味」があります。


純和風の家を考えている方であれば、素直に純和風が得意な工務店にお願いした方が、自分の理想のマイホームに近いものができるでしょう。


スタイリッシュな雰囲気の住宅を考えていても、建築している事例が純和風ばかりの工務店であれば、得意でない分ちぐはぐなものになってしまうリスクもあります。


多くの工務店がありますので、その工務店の色をしっかり把握した上で相談しにいくとよいでしょう。



2. 工務店の担当者によっては建築に超詳しい

工務店って「昔ながらの大工」というイメージ、一方のハウスメーカーは最新の技術などを取り入れているイメージ、といった先入観はありませんでしょうか。


筆者が100社以上の工務店と接してきた経験では、工務店の担当者によっては「建築に超詳しい」方が多いです。


ハウスメーカーは言ってもサラリーマンで、特に学生の時に建築を勉強していた人が必ずしも営業マンになるわけではありません。


実は筆者もそうだったのですが、建築のことを全く分からず勉強しながら営業をしており、建築・住宅がちゃんと分かるのに約10年かかり、まだまだ勉強することがあります


一方、中小工務店の社長や設計担当者は、建築に携わる範囲も広く社長1人で現場の細かい部分までカバーしている会社もあり、現場の納まり・建築に関する様々な知識が豊富な方が多いです。


ハウスメーカーでも、もちろん詳しい方もいますが、私が潜入調査した限りではそこまで詳しい方に出会う確率は意外と低いです。


それに対して、工務店の担当者および社長は、話をしていても建築に関する知識や、自社の建築に対する想いが強い方が多いです。


もし自分が家を建てるなら工務店の中から選ぶでしょう。



3.ハウスメーカーと比べて自由度が高い

ハウスメーカーは、良くも悪くも品質が安定しており均一化されていることが特徴です。


良くとらえれば「現場での施工バラツキが少なく、安定した品質」であることですが、見方を変えると「自由度は低い」です。


ハウスメーカーごとで差はありますが、例えば外壁や屋根材などは決まったものから選ぶことになりますので、どこのメーカーで建てたか?すぐ分かります。


そのため、ハウスメーカー1社が区画割して分譲地を造成すると、同じような家が並ぶ分譲地になります。


外構やデザインなどで同じ雰囲気にならないよう、そこは上手にデザインしてきますがどうしても目立ちますので、これを「ブランド」と捉えるか「自由度が低い」と捉えるか、は個人の価値観でしょうか。


また、間取りの自由度も工務店の方が高いと言い切れます。


理由は、ハウスメーカーのデメリットでもある「型式認定」です。


ハウスメーカーは、特に鉄骨メーカーは構造計算を簡略化したり、自社の試験をクリアした範囲内での設計で保証を行うため「型式認定」というものを取得しています。


この「型式認定」から外れる設計は、改めて構造計算を行ったり、そもそも受けてくれないため間取りの自由度はそこまで高くありません。


工務店はその点、自由度が高くその都度、お施主様の意見をできる限り反映した家づくりが可能です。


もちろん、工務店であれば全てかなう訳でもありませんが、


「現場で棚を作ってほしい」


「子ども用にすべり台を作りたい」


「建て替えの時に旧家の柱や梁を使いたい」


といった自由度も、工務店の方が対応しやすいことは事実です。



4.社長の建築への想いを直接聞ける

おおよそ年間50棟以下ぐらいの地場の工務店であれば、社長と一度は挨拶などをすることがあるでしょう。


家族経営に近い工務店であれば、担当者=社長であることも多く、社長の建築への想いを聞けることは非常に魅力的なことです。


建築は、会社そして社長の考えや想いが反映されていきます


ハウスメーカーではその地域の責任者と挨拶することはあっても、社長と会うことはまずありません。


私の経験からも、社長が建築に熱い人の家はステキな家が多いです。


ぜひ、イエジショでもステキな工務店を見つけてください。




5.地元密着型の工務店は実は優良企業!?

大きい会社の方がなんとなく安心…という方も少なくないと思います。


しかし、地元で長らく安定的に建築棟数が落ちていない会社は、実は財務体質も良い場合が多いです。


財務諸表上では赤字計上をしていたとしても、税金対策の帳簿上の話しである場合もありますので、着工棟数が安定しているか?をみてください。


着工棟数が安定していれば、代替わりなどでガラっと社風などが変わって失敗したり、紹介案件などが無くならない限り問題ありません。



6.人の少なさは大きなメリット

工務店で建てる際のメリットとして、

営業や現場担当などの質のバラツキが

少ないことがあげられます。


大きな会社などでは「家は気に入ったけど、当たった担当が悪かった」という

ことも少なくありません。


その点、ある程度人数の少ない

工務店であれば、イベントなどで会った人がそのまま担当になる確率も高く、

思った通りの対応を期待できるはずです。


特に地元の工務店の中には、10人程度の社員の方で動いている会社も少なくありません。


そういった工務店は、イベントなどを社員総出で行うことも多いので、直接担当する営業だけでなく、家づくりに関わるメンバー全体の様子が把握しやすいです。


一般的には現場を担当する「現場責任者」は契約後の顔合わせとなるため、ハズレを引いてももう引き返せません。


そういった不安をなくせると思うと、工務店で建てるメリットはとても大きいと思います。



7.工務店との家づくりは参加型

工務店で家づくりをする時は、「一緒に家を作る」感覚で家づくりに参加するとよいでしょう


工務店で実現できる自由度も、建てる施主側の要望があってこそ活きます


数回の打ち合わせで終わらせるのではなく、着工後も積極的に家づくりに関わっていきたい方にこそ、工務店での建築が向いているでしょう。


工務店側も、家に対する想いが強い工務店ほど、施主の方の前向きな姿勢に反応して、より良い家づくりをしてくれます


家づくりの過程も含めて、楽しめるのが工務店の良さでもあります。




以上、工務店をえらぶメリットを紹介してきました。


みなさんが想像する以上に、工務店には会社ごとの「色」や「よいところ」が詰まっています。


まずは施工事例から自分の理想を探してみましょう。


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