top of page

やってはいけない土地の探し方4つ!


新築の購入を考えた場合、建売ではなく注文住宅を建てたい!と思ったら、まずは土地から探していくことになります。


もちろん、工務店の選定と同時に進めても良いですが、避けて通れない「土地探し」です。


今回は、土地探しでやってはいけない探し方をピックアップしていきます。


みなさん、家づくりが初めてという方が多い中、陥りがちなポイントも踏まえてみていきましょう。


それでは、今回の記事の重点ポイントです。


・100点満点の土地、掘り出しモノの良い土地を探し続けることはNG。


・土地の販売金額だけで検討するのはNG。


・接道および、その土地に行く道は問題ないか?の確認不足はNG。


・給排水の引き込み状況・土地の地目などの確認不足もNG。



1. 100点満点の土地を探し続けることはNG

一生に一度の買い物!として意気込んで臨む方も多い家づくりですが、土地選びは慎重になりがちです。


土地選びで働く意識としては、


「失敗な土地だったらどうしよう」


「自分が住む場所は本当にこの土地でいいのか」


「もう少し時間が経てば、もしかしたらイイ土地が出てくるのでは?」


このような、失敗や後悔しないための意識がどうしても強く働いてしまいます。


これは、土地は在りものの中から選ばないといけないからです。


注文住宅は、自分で建てたい工務店を選んで、ある程度自分のしたいプランや、インテリア・設備機器を導入できるため、自分で選べる範囲が広いです。


しかし、自分が購入したいエリアの土地情報を見ていくと、自分の気に入った土地がない!と思う方も少なくないはずです。


土地情報も、大きさや形状、あとは価格などで悩み始めても、決定打に欠ける!となりがちです。


それは間違いではありませんが、クリーンヒットするような物件が出てくることは、ほぼない!といっても過言ではありません


良い土地であれば価格が高かったり、建築条件が付いているといった点が考えられます。


また反対に相場より安い土地であれば、何かしらの理由があります。


そう悶々と悩んでいると半年、1年経過したということもよく聞きます。


そうならないために重要なポイントは、家族の中で「優先順位」と「スケジュール」を決めておくことです。


それぞれを少し解説していきます。



1-1. 優先順位を決めること(学区?価格?大きさ?)

土地は、様々な要素が絡んで1つの不動産として流通しています。


見た目の販売金額、面積、場所、接道の方向など様々ですが、家族の中で優先順位を決めておきましょう。


例えばコストを優先される方であれば、1,800万円以下の土地が出たら工務店へ相談する!といった具合に、1つ〜多くても3つの「これは譲れない条件」を決めましょう


近所の小学校に近い場所!など、家族の中で決めた優先順位は、大きな家族の考え方の変化がない限りはブラさないようにしましょう。



1-2. スケジュールを決めること

お子さんの小学校入学前には新築を建てる、といったようにスケジュールを決めておきましょう。


みなさん、どうしても「もしかしたらイイ土地が出てくるのでは?」と思ってしまいますが、正直キリがありません。


そのため、どこかで「踏ん切り」を付けないといけないため、ゴールを決めておいてスケジュールから逆算して、在りものの土地の中から選ぶようにしましょう


土地を現金一括で購入する場合を除いて、建物といっしょにローンを組む方は建物金額の見積なども必要です。


工務店への建物の相談・検討する時間なども踏まえると、新築が建つ約1年前に土地を決定する決断が必要です。


100点満点の土地が出てくることは、ほぼありませんので、土地を一度決めたら未練なく進みましょう。



2. 土地の販売金額だけで検討するのはNG

土地を探す中で、販売金額は数千万円という金額で、そこに意識がいきがちです。


こっちは2000万円であっちは2200万円、安い方でいいのか判断がつかない、となる方が多いでしょう。


家づくりを検討し始めた段階で、一般的には土地の相談を不動産屋もしくは工務店にします。


もし気になっている土地が既にあれば、該当の不動産屋に相談する方法もあれば、工務店を検討してから(検討しながら)、工務店経由で土地を探してもらう方法も良いです。


当社でのオススメは「工務店経由で土地を探す」方がよいでしょう。


理由は「建物まで含めた総予算でのバランスが取れること」や「専門家として工務店からアドバイスができること」、この2つです。


まずは「総予算からのバランスを考えてくれること」についてです。


世帯ごとに家づくりは予算がありますが、土地の見た目の販売金額だけではなく、建物本体のコスト、付帯工事(給排水工事など)のコスト、外構や申請関係・諸費用など様々なお金がかかってきます。


またイニシャルコストだけではなく、家族のライフプランも考えたうえで、月々に出費する金額を総合的に算出・判断しないといけません。


そのため、見た目の土地の販売金額だけで判断できるものではありません。


当社では、家族のトータルの事情・お財布状況を考慮してご提案をしていますが、そういった点まで親身になってくれる工務店を選ぶことも、土地探しを成功させるための第一歩です。


2つ目の「工務店からアドバイスができる」ことです。


工務店は当然、家を建てることが専門の方が多いですが、長年その地域で仕事をしている工務店は、地域の不動産屋と「よく知っている仲」の工務店が多いです。


そのため、工務店側から「このエリアは避けた方がいい」「この不動産屋なら対応が良い」といった土地情報から見えてこない情報も入手できます。


建物とセットで考えないといけないため、まずは工務店に声をかけて土地探しをサポートしてもらうこともよいでしょう。



3. 接道の確認不足・土地の向きにこだわりすぎはNG。

土地探しを少しはじめると、「接道」という言葉が出てきます。


接道とは、その土地が接している道のことですが、土地の形状や面積と同じぐらい、場合によってはそれ以上に重要な要素です。


この接道の状況によって、実は土地の価格・建築条件・間取りも大きく変わります。


そんな接道に関しても注意すべきポイントを2つ紹介していきます。



3-1. その土地に至るまでの道路は大丈夫?

そのため、パッとネットの情報を見て「この土地、形もいいしエリアも悪くないのに、なんでこんなに安いの?」と思う時は、接道状況が悪いことも多いです。


南向き・北向きといった基本的な内容も勿論ですが、その土地までどのようにして出入りする?といったポイントも重要で、土地情報だけではわからない点です。


実際に見に行くと「道が狭くて車で通るのに苦労する・すれ違いができない」といったことや、「駐車場の設計が難しい」といったことも日常茶飯事であります。


特に愛知県は、車で移動する方が多いため、日常的に車を使う方は土地そのもの以外に、その土地に行く道の状況も確認しておきましょう。



3-2. 土地の方向にこだわりすぎないこと

また接道関連では、接している道路の向きで「土地の向き」が決まります。


南向き・北向きについては、好き嫌いが分かれる部分でもありますが、ここも「南向きでないとダメ!と決めつけないこと」が2つ目の大事なポイントです。


実際に方位によってのメリット・デメリットがありますので、それはこちらの記事を参照ください。


土地の形状やご家族の要望に応じて、建物の間取りを決めていくため、ご家族の要望によっては、希望通りの接道でなくてもプランでカバーができる場合があります。


例えば、陽当たりがいい家にしたい!だから南向きの土地!という発想を、北向きの土地でも南面に建物などが建つ確率がかなり低い、といった場合も。


こういった総合的な見方が、土地探しでは重要です。



4. 給排水の引き込み状況などの確認不足はNG

最後の4つ目に関しては、土地の状況判断不足はリスクが高い項目です。


例えば、相場より安い土地を買ったとしても、給排水管がその土地や前の道まで来ていないため、追加で大幅な費用がかかった、ということもあります。


給排水やガス管などのライフラインが土地まで来ているか、そして土地の段差といった状況をしっかり確認しましょう。


丘や山などの傾斜地などでは、段差が大きいことから擁壁が別途で必要なことも想定されます。


擁壁とは、土地が崩れないように設置する壁のことですが、場合によっては数百万円~1000万円前後かかる状況もあります。


このように追加で大幅に費用がかかる土地は、よっぽど場所などが気に入った場合を除いて冷静に判断しましょう。


どうしても気になるという方は、最終的な金額も見積をしてから判断する方がよく、これも工務店の協力無くては難しい作業になってきます。



5.まとめ

まとめとしては、紹介したポイントに気を付けつつ、まずは工務店に土地・建物・ライププランともに、工務店へ相談することをおすすめします。


それでは、今回の記事で紹介した気を付けるべき、重要なポイントを復習としておさらいしておきましょう。


【まずは工務店へ総合的な要望などを伝えて、相談した方が良い】


・100点満点の土地、掘り出しモノの良い土地を探し続けることはNG。


・土地の販売金額だけで検討するのはNG。


・接道および、その土地に行く道は問題ないか?の確認不足はNG。


・給排水の引き込み状況・土地の地目などの確認不足もNG。







bottom of page